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ウコンと白内障

ウコンの主成分であるクルクミンが白内障に効果があるとする研究が報告されています。報告者は、名古屋大学大学院生命農学研究科 大澤俊彦教授です。



白内障は目の水晶体が白濁する症状です。それには大きく分けてふたつの原因があるといわれています。ひとつは活性酸素により水晶体が傷つけられて生じたものであり、ひとつは、糖尿病の合併症としての症状です。



糖尿病では過剰な糖分のブドウ糖が、アルドース還元酵素によって処理されることで副次的に生産されるソルビトールが目の水晶体に蓄積し傷つけたものです。大澤俊彦教授による糖負荷させたラットを使用しての実験では、ウコンの主成分であるクルクミンと、そのクルクミンが腸の粘膜の細胞内の酵素によって変換されてつくられるテトラヒドロクルクミンのふたつの培地を使用しています。



実験の結果は、どちらの場合も水晶体の混濁度が明確に減少し、さらにテトラヒドロクルクミンの方がより効果が大きいことが確認されたとしています。そして、その結果をもたらしたのは糖尿病特有のソルビトールをつくりだすアルドース還元酵素を阻害することでもたらされたのではなく抗酸化作用によるものではないかと推測されているようです。



つまり、ウコンを経口摂取することでウコンに含まれるクルクミンと、それにより作られるテトラヒドロクルクミンの抗酸化作用が白内障に効果がある可能性が示唆されているんです。
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